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Drupalの魅力と活用方法を紹介するブログ。
日本での認知を広げるための情報源として、 多くの読者に向けて情報発信しています。

Drupalで多言語サイトを構築する。

モジュール
Drupalで多言語サイトを構築する。のイメージ

Drupalを使う大きなメリットとして多言語化機能が標準で備わっている点が特徴です。 世界中で100カ国以上の言語に対応しています。 Drupal以外でも多言語対応がサポートされているCMSは幾つかありますが、100カ国以上の言語に対応しているのは、Drupalだけです。 日本のユーザーのみにサイトを見せたい場合は、特に多言語化を意識しなくても良いのですが、 例えば英語圏のユーザーや中国のユーザーにも見せたい場合は、必ず多言語化が必要になります。 Drupalは多くの言語をサポートしている為、世界中でグローバル展開をしている企業や国際機関、教育機関等で幅広く使われています。 それでは、実際にDrupalを使用して多言語サイトを構築する方法を簡単にご説明します。

目次

     

     多言語化モジュールの有効化

    Drupalで多言語機能を使用する為には、「Configuration Translation」と「Content Translation」という2つのモジュールを有効にする必要があります。

    この2つのモジュールは、Drupal標準でインストールされていますが、デフォルトでは無効になっているので有効に変更します。

    1.管理メニューの「機能拡張」をクリック

    Drupalでは、管理者権限でログインすると上部に管理メニューが表示されます。

    管理メニューの「機能拡張」をクリックします。

    img01

     

    2.多言語の中にある「Configuration Translation」と「Content Translation」にチェックを入れてページ最下部にある「インストール」ボタンをクリックするとインストールが開始されます。

    img02

    3.インストールが完了するとインストール完了メッセージが表示されます。

    これでDrupalで多言語を使用する準備が出来ました。

    言語の追加

    1.管理メニューの「環境設定」をクリック

    img03

     

    2.管理者メニューの「環境設定」をクリックして「地域と言語」の「言語」リンクをクリックします。

    img04

     

    3.言語画面(インストールされている言語の確認と追加)

    言語画面ではインストールされている言語が一覧で表示されます。

    初期状態では日本語のみデフォルト言語として一覧に表示されます。

    必要に応じて新しい言語を追加します。

    言語の追加は一覧の上にある「+言語を追加」ボタンをクリックします。

     img05

     

    4.言語の追加

    プルダウンからインストールしたい言語を選択して「言語を追加」ボタンををクリックすると任意の言語が追加されます。

    インストールが完了すると言語一覧の画面に戻り、インストール完了メッセージが表示されます。

    img06 

     img07

    インタフェーステキスト言語の判定

    言語画面から「判定と選択」タブをクリックするとユーザーの言語をどのようにして判定したり選択するかの設定画面が表示されます。

    この設定は多言語サイトを構築する上で重要な設定なので必ず確認して適切な設定をして下さい。

     img08

    img09

    例えばURL判定で多言語化対応をする為には以下のように設定します。

    1.インタフェーステキスト言語の判定でURLの「設定」ボタンをクリック。

     img10

     

    2.URL言語判定設定の画面が表示されるのでURLパスの設定をします。

    使用する各言語毎にパスを設定します。

    設定後に「構成を保存」ボタンをクリックすると設定が保存されます。

     img11

    コンテンツの多言語化

    今まではDrupalで多言語を使用する為の設定等に関して記載して来ましたが、ここからは実際にDrupalで多言語のコンテンツを作成する場合の方法をご紹介します。

    1.デフォルト言語でコンテンツを作成します。

    まずは、現在デフォルトになっている言語でコンテンツを作成します。

    日本語がデフォルトになっている場合は、日本語のコンテンツを作成します。

     img12

     

    2.コンテンツを多言語化

    次に作成したコンテンツを多言語化します。

    作成したコンテンツ一覧の右にある編集ボタンの「▼」マークをクリックしてメニューから翻訳を選択するか、又は編集画面に移動して翻訳タブをクリックして翻訳画面を表示します。

     img13

    img14

     

    3.翻訳の追加

    翻訳の画面に行くとデフォルト言語以外の翻訳ステータスが利用不可になっているので追加をクリックして翻訳を追加します。

     img15

     

    4.コンテンツの編集

    デフォルト言語のコンテンツがコピーされて表示されるのでこれを元に編集して保存すれば新しい言語コンテンツが作成されます。

    img16

     

     

    Satoru Ono

    Drupal認定試験を受けてみた

    その他
    Drupal認定試験を受けてみたのイメージ

    私がDrupalを使ったサイト制作に携わるようになってから約5年が経ちました。これまで、ほぼ独学で得たDrupalの知識が一般的に通用するものなのかどうかの確認と知識の整理、また対外的にもDrupalのスキル可視化できるようにしないといけないと考えていました。 すると、ちょうど良いタイミングで、アクイア認定プログラムのDrupal認定試験が無料キャンペーンを実施していたので、受験することにしました。

    目次

      Drupal認定試験とは

      オープンソーステクノロジーによるデジタルエクスペリエンスプラットフォームを提供するAcquia(アクイア)が提供するDrupalエンジニアのキャリア開発を支援する認定試験。
      これまで英語の試験しかありませんでしたが、Drupal市場の成長によるエンジニア需要の高まりを受けて、Drupal8の認定試験については全て日本語での提供が開始されました。
      Drupal8の認定試験には「アクイア認定サイトビルダ – Drupal 8」、「アクイア認定デベロッパー – Drupal 8」、「アクイア認定フロントエンドスペシャリスト – Drupal 8」、「アクイア認定バックエンドスペシャリスト – Drupal 8」の4つがあります。「デベロッパー」「フロントエンドスペシャリスト」「バックエンドスペシャリスト」の3つの試験に全て合格すると「グランドマスター」として認定されます。

      アクイア認定プログラム

      [Acquia - アクイア「Drupal 8」全認定試験を日本語でリリース、オンライン受験も可能に]より引用(2020/09/29時点)

      Drupal認定試験への準備

      アクイアの学習ガイドに沿って、それぞれの項目で参照先としてリンクされているdrupal.orgのページに書かれている内容を理解できるまでしっかり読み込みました。(どちらも英語書かれていますがDrupalエンジニアなら読める内容です。)

      また、アクイアのYoutubeチャンネルに用意されている学習コンテンツも活用しました。(これも全て英語です。。。)
      「Beginner's Course」や「Site Buildeing Course」など、5分前後の動画が約50本まとめられたコンテンツがいくつか提供されています。
      まず1回目は1.5倍速で最後までひととおり閲覧した後、2回目は自分の端末にインストールしたDrupal上で動画に沿って手を加えて、実際の設定方法や挙動を確認しました。

      アクイア学習ガイド:https://training.acquia.com/study-guides
      アクイアYoutubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/AcquiaTV/

      試験結果とそれぞれの試験について一言

      「サイトビルダー」「デベロッパー」「フロントエンドスペシャリスト」の3つの試験に無事合格しました。

      「サイトビルダー」は、Drupalのコアモジュール機能が中心でした。コアモジュールの機能を活用したDrupal案件を数件経験していれば、事前に準備をしなくても解ける問題が大半でした。

      「デベロッパー」は、基本的なウェブ概念に加え、Drupalのフロントエンド開発、バックエンド開発を含めた総合的なDrupal開発の基礎知識が問われます。テーマ作成やモジュール開発などの経験がないと、少し難しいかもしれません。

      「フロントエンドスペシャリスト」は、Drupalのフロントエンド開発のさらに深い知識が問われます。新規テーマの開発や既存テーマのカスタマイズ、サブテーマ構築に関する知識や、twig構文や前処理関数の記述スキルも必要です。私はフロントエンドエンジニアとして複数のDrupal案件に携わってきましたが、この試験の勉強をすることで、Drupalにおけるベストプラクティスを改めて整理して理解することができました。

      私がまだ取得していないDrupal8の認定は「バックエンドスペシャリスト」のみです。そもそもフロントエンドエンジニアの私にはハードルが高いかもしれませんが、「グランドマスター」を目指して勉強中です。

      奥村亜沙子のプロフィール写真

      Asako Okumura

      神戸生まれ、神戸育ちの2児の母。デザイナーとして入社後、Drupal(ドルーパル)の面白さにすっかりはまってしまい、デザインだけに止まらず、ある程度の案件なら開発までしてしまいます。
      AcquiaのDrupal認定試験は「サイトビルダー」「デベロッパー」「フロントエンドスペシャリスト」を取得。残りの1つ「バックエンドスペシャリスト」を取得し、グランドマスター資格を目指して勉強中。

      何かあったときはここを見る!(Watchdog、Syslogモジュール)

      モジュール
      何かあったときはここを見る!(Watchdog、Syslogモジュール)のイメージ

      目次

        この記事は、こんな方におすすめ!
        ・誰がどこを作ったかのログが見たい!
        ・データベースへの負担を軽減したいけど何が原因かわからない!


        今回は、こんなときに役立つモジュールを2つ紹介したいと思います。
        Watchdog(ウォッチドック)モジュール 
        https://docs.acquia.com/cloud-platform/monitor/logs/drupal-watchdog/

        Syslog(シスログ)モジュール
        https://www.drupal.org/docs/8/core/modules/syslog/overview

        機能:
        ・ユーザーの行動を追跡する
        ・誰がいつどこのページにアクセスしたのかを明示してくれる
        何か問題が起こったときや、バグの原因追及などをする際に非常に活躍してくれます!
         

        メリット・デメリット

        それではそれぞれのモジュールのメリット・デメリットを見ていきましょう!
        Watchdogモジュール
        管理画面より、レポート>最近のログメッセージ で閲覧可能です。

        メリット
        ・管理画面からログの詳細を閲覧可能
        ・いつ、誰が、何をしたか、がテーブルでわかりやすく記述されているので比較的ユーザーフレンドリー
        デメリット
        ・匿名ユーザーを含む全てのユーザーの動きをデータベースに保存していくので膨大な量のログをデータベースが処理することになる
        =>サイトのページ速度を落とす原因になりうる。















        ログの種類もタイプや重要度などに分かれており、わかりやすいレイアウトになってますね。
        紹介したようなデメリットもありますが、サイトの規模が比較的中・小規模の場合はこちらでも全然いいと個人的には思います!

        Syslogモジュール
        拡張機能よりSyslogモジュールをOnにする.この時にWatchdogをOffにしないと二重でログが溜まってしまいますのでご注意ください!

        メリット
        ・ログの格納場所がデータベースではないのでサイトの表示スピードが遅くなったりなどのトラブルを軽減できる。
        ・ログの種類を分けて別々のファイルに入れることも可能。柔軟性が優れている。
        デメリット
        ・SSH接続でログを見にいくので、ユーザーフレドリーではない。
        ・クライアントがログを閲覧したい場合、理解してもらうための説明が複雑になる。
        Drupalはデータベースにほとんど全ての情報を格納しているのでそこへの負荷が軽くなるのは嬉しいですね!

        ちなみに、個人的におすすめなのはSyslogモジュールです!
        慣れるとWatchdogと同じような情報は得ることができますのでぜひトライしてみてください!!
        https://www.drupal.org/docs/8/core/modules/syslog/overview

        今回は、Drupalでのログの見方の紹介でした。
        少しでもDrupalに興味を持った方は他の記事や、こちらのサイトもチェックしてみてください!
        http://acret.jp/
        弊社は、10年以上Drupalの経験があります!

        Sodai Hirano

        10代の頃から世界を旅し、オーストラリアに4年、フィリピンに1年在住しておりました。
        地元は北海道の小樽という観光地です!
        最初の1年はフィリピンの子会社で働き,ドルーパル開発に携わってきました。
        2020年7月からは、本社の神戸でフルスタックエンジニアとして日々より良いサービス開発に取り組んでいます!

        Drupal8でいいね機能を実装する方法(Like Buttonモジュール)

        モジュール
        Drupal8でいいね機能を実装する方法(Like Buttonモジュール)のイメージ

        今回は、Like Buttonというモジュールを使っていいね機能を実装する方法をご紹介します。

        目次

          LikeButtonの特徴

          Drupal8でいいね機能を実装できるモジュールは他にもたくさんありますが、Like Buttonモジュールでは、SNSシェア機能も同時に導入することができたり、リアルタイムレポート機能や投票の結果分析など、このモジュールひとつで様々な機能を実現することができます。
          WordPressやJoomla、WIXなど多様なCMSで使われているプラグインです。

          プランについて

          Like Buttonモジュールは、FREE / PLUS / PRO / VIP / ULTRAの5つのプランから選べるようになっており、それぞれで利用できる機能に制限があります。
          plan
          > [Pricing - LikeBtn]より引用(2023/03/23時点)

          最初の7日間はULTRAプランの機能を試すことができますが、その後はFREEプランに切り替わりますので、有料版の機能を使いたい場合はアップグレードする必要があります。

          無料版でも十分実用性はありますが、1ページあたりに設置できるボタン数の違いや、ポップアップの設定変更などより高度なセッティングや幅広いテンプレートを利用したい方は有料プランを選択してください。

          インストール方法

          1. Drupal.orgからリンクのアドレスをコピーする。

          [Like Button | Drupal.org]
            tar.gzを右クリックし、リンクのアドレスをコピー
          ss-2

          2. Drupalにインストール

          インストール先のDrupalサイトの管理画面>拡張機能>新しいモジュールをインストール
          「次のURLからインストールする」の部分に先程コピーしたリンクのアドレスを入力し、インストール
          ss-3

          3. Voting API モジュールのインストール

          LikeButtonモジュールを利用するためには、[Voting API | Drupal.org]モジュールのインストールも併せて行う必要があります。依存関係があるため、VotingAPIモジュールなしではLikeButtonモジュールを有効にすることができません。

          1~2と同様の手順でインストールを行ってください。

          4. インストールしたモジュールを有効にする。

          リストからLikeButton、VotingAPIモジュールの2つにチェックを入れ、最下部のインストールボタンをクリックしてください。

          コンテンツタイプにLikeButton用のフィールドを追加する。

          今回は標準の記事コンテンツタイプにLikeButton用のフィールドを追加してみます。
          インストールが正しく行われていれば新しいフィールドを追加のリスト一覧からLike Buttonが選択できるようになっているはずです。
          今回はラベルをLikeBtnとして保存して次をクリック。

          ss-4
          「最大長」、「許容する値の数」は特に変更せず次へ
          ヘルプテキストは適宜変更してください。
          フィールド追加ができたらコンテンツ画面に移動して確認してみましょう。

           

          これで記事コンテンツタイプにいいねボタンが表示されるようになりました!
          この時点でLikeとDislike、SNSシェアができるようになっています。
          ss-5

          ※いいねボタンが表示されない場合はキャッシュのクリアを行うか、またはコンテンツタイプの表示管理画面で無効になっていないか確認してください。

           

          設定について

          このままでもいいね機能自体は使えますが、設定でカスタマイズできる内容を確認してみましょう。

          拡張機能 > LikeButton > 構成 をクリック
          ss-7

          よく使いそうな設定項目に絞って説明していきます。

          GENERAL DISPLAY OPTIONS

          コンテンツタイプやコメントタイプ、エンティティなどによって表示するかどうかの設定ができます。

          LikeBtn Setting

          • STYLE AND LANGUAGE

          Likeボタンのテーマや言語の設定。
          画像のように色々なテーマから選ぶことができます。

          ss-8

              

          • APPEARANCE AND BEHAVIHOUR

          デフォルトではLikeボタンとUnlikeボタンの両方が表示されるようになっていますが、ここで非表示にすることができます。

          • 共有

          ここでSNSシェア機能のON/OFFや、ボタンサイズなどの設定を変更することができます。

          最後に

          いかがでしたでしょうか。
          LikeButtonは様々なカスタマイズができることが特徴のモジュールです。
          希望の仕様に合わせてカスタマイズしてみてください!

          本記事ではいいね機能の設定に絞って解説しましたが、他の機能についてはまた別の記事でご紹介できたらと思います。
          最後まで読んでいただきありがとうございました。

           

          東洋平のプロフィール写真

          Yohei Higashi

          石川県金沢市出身。

          Drupalは日本語の情報がまだまだ少ないので、有益な記事を発信できるよう頑張ります!

          Drupal8でSNSシェア機能を実装してみた(AddToAny Share Buttonsモジュール)

          モジュール
          Drupal8でSNSシェア機能を実装してみた(AddToAny Share Buttonsモジュール)のイメージ

          今回はAddToAny Share Buttonsというモジュールを使って、SNSシェア機能を実装する方法をご紹介したいと思います。

          目次

            AddToAny Share Buttonsとは

            各種SNSに投稿などをシェアする機能を簡単に実装できるモジュールです。
            インストール直後のデフォルトの状態で、なんと95のSNSやwebサービスに対応しており、下記に載っていないSNSやwebサービスを自分で追加することもできます。

            対応SNS / webサービス一覧

            Facebook / Twitter / Email / Pinterest / LinkedIn / Reddit / WhatsApp / Gmail / Telegram / Pocket / Mix / Tumblr / Amazon Wish List / AOL Mail / Balatarin / BibSonomy / Bitty Browser / Blogger / BlogMarks / Bookmarks.fr / Box.net / Buffer / Care2 News / CiteULike / Copy Link / Design Float / Diary.Ru / Diaspora / Digg / Diigo / Douban / Draugiem / DZone / Evernote / Facebook Messenger / Fark / Flipboard / Folkd / Google Bookmarks / Google Classroom / Hacker News / Hatena / Houzz / Instapaper / Kakao / Kik / Push to Kindle / Known / Line / LiveJournal / Mail.Ru / Mastodon / Mendeley / Meneame / MeWe / Mixi / MySpace / Netvouz / Odnoklassniki / Outlook.com / Papaly / Pinboard / Plurk / Print / PrintFriendly / Protopage Bookmarks / Pusha / Qzone / Rediff MyPage / Refind / Renren / Sina Weibo / SiteJot / Skype / Slashdot / SMS / StockTwits / Svejo / Symbaloo Bookmarks / Threema / Trello / Tuenti / Twiddla / TypePad Post / Viadeo / Viber / VK / Wanelo / WeChat / WordPress / Wykop / XING / Yahoo Mail / Yoolink / Yummly

             

            インストール方法

            Drupal.orgからリンクをコピー

            https://www.drupal.org/project/addtoany

            1. ss-1

            Drupalサイトにインストール

             

            インストール先のDrupalサイトの管理画面>拡張機能>新しいモジュールをインストール 「次のURLからインストールする」の部分に先程コピーしたリンクのアドレスを入力し、インストール

            1. ss-2

            インストールしたモジュールを有効にする。

            リストからAddToAnyモジュールにチェックを入れ、最下部のインストールボタンをクリックしてください。

            正しく有効にできているか確認

            コンテンツに移動して、AddToAnyが正しく有効になっているか確認してみましょう。画像のように、コンテンツ下部にSNSシェアボタン等が表示されていれば成功です。

            ss

             

            プラスボタンにカーソルを合わせると、他のSNS/Webサービスが表示されます。しかし、この中に使用したいSNS/WEBサービスがない場合は、追加、編集をすることができます。

            ss

            モジュールの設定

            拡張機能のモジュール一覧からAddToAnyを選択し、構成をクリックする。

            ss-4

            この画面でAddToAnyの設定が行なえます。

            SERVICE BUTTONS

            Service Buttons HTML Codeにサービス名を追記することで、SNSアイコンの一覧に追加することができます。ここではLINEを追加してみましょう。

            ss

            記述を追加して、構成を保存してください。投稿を見てみると、下記画像のようにLINEのアイコンが表示されていれば成功です。

            ss

            ※追加したアイコンが表示されない場合は、記述が間違っていないか確認し、キャッシュをクリアしてみてください。

            他にも、小さいアイコンに変更したり、Facebookの「いいね」ボタン、Twitterのツイートボタン、Pinterestの「保存」ボタンなどに変更することもできます。詳しくはこちら

            SERVICE BUTTONS

            ここではプラスボタンの表示、非表示、カスタムや、表示位置の変更ができます。

            ADDITIONAL OPTIONS

            JavaScriptやCSSを付け加えることができます。詳しくはこちら

            エンティティ

            AddToAnyを使用できるエンティティを指定することができます。必要な箇所に適宜チェックを入れてください。

            最後に

            いかがでしたでしょうか。
            SNSシェア機能は実装が難しそうなイメージでしたが、AddToAnyを使うととても簡単に実装できたのでとても驚きました!
            最後まで読んでいただきありがとうございました。

            東洋平のプロフィール写真

            Yohei Higashi

            石川県金沢市出身。

            Drupalは日本語の情報がまだまだ少ないので、有益な記事を発信できるよう頑張ります!

            同じCMS?Drupalとは ? WordPressと比較してみた。

            その他
            同じCMS?Drupalとは ? WordPressと比較してみた。のイメージ

            昨今ますます進んできている企業のリモート化。 色々な企業がより管理のしやすいウェブサイトの構築を求めてる時代。 今回は、以前はホワイトハウスのウェブサイトなどでも使用され、人気が高まってきているDrupalについて紹介したいと思います!

            目次

              Drupalとは

              Drupalというのは、大規模な企業案件などにとっても向いている汎用性の高いCMS(コンテントマネジメントシステム)です。
              あまりCMSと言う言葉に馴染みがない方もいるかなと思いますが、同じCMSだと
              Wordpressあたりが一番有名です。
              やっぱりWordpressとどう違うの?って思ってしまう。。。
              なので今回は、DrupalとWordpressの強みを色々な面から比較していきたいと思います。
               

              値段

              まず、サイトの構築費用です。
              構築費用だけの観点で言うと、これはWordpressの方が安いです。

              理由は、極論Wordpressなら頑張ったら自分一人でも作れちゃうからです笑
              この場合、サイト構築費は0円でそのほかのドメインやサーバー費しかかかりません!
              僕もドメインを借りていますが1年で2〜3千円くらい?だった気がします。
              ただ、セキュリティーや構築以外の他のことも自分で解決・メンテナンスしていかなくてはなりません。

              それに比べてDrupalは、
              まず自分で思い通りのサイトを作ろうとしたらとっても時間がかかりますし、難しいです。
              不可能ではありませんが、独学でDrupalをマスターするのはかなり厳しい道かもしれません。。。

              では、Drupal専門の会社に頼むと、、、?
              設計・構築からその後の保守までスケジュールを組んで体系的にプロジェクトが進んでいきます。
              どういう過程を経てサイトが目指しているゴールまでいくのかの流れが常に把握できるのはとてもいいですよね。

              個人のWebsiteならWordpressでもいいかもしれませんが、
              ・Websiteの新規構築や、サイトのリニューアルなど考えている場合
              ・長期的なサイトのメンテナンスなども考えている
              このようなことを想定している企業にとってはDrupalの方が断然おすすめです!

              汎用性

              Wordpressはもともとの使用目的が、記事投稿に特化したブログサイトです。
              もちろんECサイトやその他色々なサイトへの拡張は可能ですが、拡張機能をたくさん付け足してこれを実現していきます。
              付け足していくたびに、荷物が増えていくイメージです。

              Drupalは、記事投稿に特化したブログサイトではありません。
              もちろんDrupalにもはじめに記事が投稿できる作りはあります。
              ただ、そこからのコンテンツの作成や一覧ページ作成などは、ほぼ全てもともと機能として組み込まれている範囲で実現できてしまいます。なので、拡張機能を入れなくても実現できる範囲はかなり広がります。
              たくさん拡張機能を入れてしまうと構造がどんどん複雑化していってしまいますよね・・・
              なるべくシンプルにコンテンツを管理したいならDrupalはおすすめです。(冒頭でお伝えした管理のしやすさがこれにあたります)

              セキュリティー

              気がかりなのは、やはり安全性。
              ますます情報を安全に保管していくことが求められている中で、このセキュリティーの強さというのはとっ
              ても大事な項目ですよね。
              昨今の個人情報の漏洩や機密情報の漏洩などは、このセキュリティーの弱まっている箇所(脆弱性)を攻撃された結果であることがほとんどかなと。。。

              どちらのCMSもセキュリティーがしっかりしていないわけではありません。が、
              Wordpressは、有名が故に狙われやすい。使われているサイトが多いのでより多くのハッカーから狙われる。などのリスクはあります。(もちろんそれに対する対策もありますし、Wordpressがセキュリティー上弱いと言っているわけではないです。)

              Drupalの構造は複雑に組まれているので、セキュリティー上の脆弱性は少ないです。
              さらに、定期的にDrupalの運営チームがセキュリティー対策のためにコアのアップデートや、
              新たなセキュリティー脅威への警告や対策をアップデートしてくれるので見落としも少ないのもいい点ですね!

              最後に

              今回は、Drupalを同じCMSと比較しながらの紹介でした。
              コストやセキュリティー面など色々な角度から比較しましたが、やはり僕は管理のしやすさ・長期的なメンテナンスも含めた費用などを考えるとDrupalをおすすめしたくなってしまいますね・・・笑

              少しでもDrupalに興味を持った方は他の記事や、こちらのサイトもチェックしてみてください!
              http://acret.jp/
              弊社は、10年以上Drupalの経験があります!

               

              Sodai Hirano

              10代の頃から世界を旅し、オーストラリアに4年、フィリピンに1年在住しておりました。
              地元は北海道の小樽という観光地です!
              最初の1年はフィリピンの子会社で働き,ドルーパル開発に携わってきました。
              2020年7月からは、本社の神戸でフルスタックエンジニアとして日々より良いサービス開発に取り組んでいます!

              DrupalとCakePHPを比較してみた!

              その他
              DrupalとCakePHPを比較してみた!のイメージ

              DrupalはWordpressと同じCMSですが、対照的なスクラッチ開発で使用される代表的なフレームワークのCakePHPと比較してメリットやデメリットを検討してみたいと思います。 ※あくまでも個人的な感想です。

              目次

                Drupal公式サイト(英語)
                https://www.drupal.org/

                CakePHP公式サイト(日本語)
                https://cakephp.org/jp

                 

                Drupal_icon

                【Drupalのメリット】

                ・Webサイト構築の為の基本的な機能があるので設定方法を理解すれば短時間でサイト構築が可能になる。
                ・サイトの修正も管理UIから編集が可能なのでソースコードを直接修正する必要がなく、管理者もWeb開発の高度な知識が無くても管理が可能。
                ・豊富なモジュールがあるので必要なモジュールを探してインストールするだけで直ぐに実装する事が可能。
                例えば画像認証のCAPTCHAモジュールやECサイト構築に必要なCommerceモジュール等のモジュールも用意されています。
                ・世界100ヵ国以上の言語をサポートしているので多言語サイトのサイトを簡単に構築可能。
                ・DrupalのUI上でページを作成すればそのページを表示する為に必要なデータベースのテーブルや抽出SQLも自動生成されるのでデータベース設計が不要。

                 

                【Drupalのデメリット】

                ・ソース(タグ)が自動的にデータベースに保存されるので修正時の影響調査等の調査に時間が掛かってしまう。
                ・データ移行に時間が掛かってしまう事がある。

                 

                CakePHP_icon
                 

                【CakePHPのメリット】

                ・世界的なオープンソースのCakePHPを使用してセキュリティの高い高度なサイトの構築が可能。
                ・ソースコードの記載ルールやコントローラ名の命名規則等の制約はあるが、機能面に関しては開発技術者の裁量に応じて高機能なサイト構築も可能。
                ・フレームワークを使用して開発を行うので複数の開発者で開発しても煩雑なコードにならない。

                【CakePHPのデメリット】

                ・スクラッチで開発する為、規模にもよるが開発にある程度時間が掛かってしまう場合がある。
                ・開発前にデータベース設計が必要。
                ・サイト構築にはある程度のWeb開発の知識が必要になる。

                 

                Drupal_vs_CakePHP

                【総合的な感想】

                今までDrupalとCakePHPのメリットとデメリットを述べて来ました。
                CakePHPに関してはスクラッチ開発では選択肢の1つだと思いますが、Drupalは最初からWebサイトを構築する為の基本機能が使える事や豊富なモジュールから必要な機能を探して追加する事が出来るのが大きな魅力です。
                その他、多言語にも対応しているので世界中の企業がDrupalに注目しています。
                Drupalの最新バージョンは10です。(2023年3月22日現在)
                今後のバージョンアップに伴い、更に使い易い物になって行くでしょう!今後もDrupalから目が離せません!

                 

                Satoru Ono

                SEOに必須のDrupalモジュール

                モジュール
                SEOに必須のDrupalモジュールのイメージ

                サイト制作をご依頼いただく際に、どのクライアント様からも、ほぼ確実に「SEO」について聞かれます。 なぜなら、サイトへの集客は依然として検索行動からの流入が多く、検索上位に表示させることがWebプロモーション成功の大きな鍵になっているからです。 また、能動的な検索行動からサイトに流入したユーザーは、一般的にモチベーションが高く、コンバージョンに繋がりやすい傾向にあります。 そこで今回は、DrupalサイトでSEOを行うのに必須となるモジュールを紹介します。

                目次

                  Metatag

                  metaタグとは、サイトの説明やキーワードなど、検索エンジンに対して情報を提供するものです。
                  Metatagモジュールを利用することで、metaタグの他、SEOで最も重要と言われているページタイトルの設定を簡単に行うことができるようになります。
                  また、昨今のWebプロモーションでは欠かせないSNSのOGP設定までこのモジュールで行うことができるのです!!

                  実装方法

                  1. 使用するモジュール

                  Metatag
                  Token

                  Tokenモジュールを利用することで、サイトやページの情報を動的に取得して利用することができるようになります。

                  2.設定方法

                  上記2つのモジュールをインストールした後、Metaタグを設定したい項目にチェックを入れて有効化します。

                  Metatagモジュールの有効化

                   

                  メタタグの設定ページへ移動すると、サイト全体のグローバルな設定や、コンテンツタイプごとの設定などを行うことができます。

                   

                  Metatagの設定

                   

                  設定したいMetaタグの編集ページに入ると、先ほどチェックを入れて有効化した項目のMetaタグの設定が行えます。
                  MetatagモジュールとあわせてインストールしたTokenモジュールを利用することで、サイト名やサイトスローガン、ページのタイトルやURLなどを取得して、動的なMetaタグを設定できるようになります。

                  Metatagの設定 - 詳細

                   

                  これで、ベースの設定は完了です。
                  新規ページを作成した際も、これらの設定から自動的にMetaタグやOGPが作成されます。

                  さらに、ベースで設定したMetaタグやOGPはページの編集画面から簡単に編集することができるので、LPなどの特殊なページには、独自のMetaタグを作成することができます。

                  Simple XML Sitemap

                  Sitemap.xml(XMLサイトマップ )とは、検索エンジン向けにサイト内のWebページをリストアップして伝えるためのファイルです。
                  このXMLファイル(sitemap.xml)を提供することで、検索エンジンへのクローラーがページをクロールしやすくなり、インデックスを促進する効果が期待できます。

                  実装方法

                  1. 使用するモジュール

                  Simple XML Sitemap

                  2.設定方法

                  モジュールをイントールして、有効化します。

                  サイトマップの設定ページへ移動すると、サイトマップの更新頻度や最大リンク数などを設定することができます。

                  XMLサイトマップの設定

                   

                  あとは、xmlサイトマップにリストアップしたいページを、コンテンツタイプやviewsごとに指定して、それぞれの優先度を設定するだけです。

                  XMLサイトマップの設定XML ー 詳細

                   

                  これで、https://example.com/sitemap.xml(example.comは各サイトのドメイン)というXMLファイルが作成され、設定した頻度で更新され自動的に検索エンジンに送信されます。

                   

                  これらのモジュールは、サイト制作の際に設定をしてしまえば、サイトを日々運用していくにあたり特別な作業をしなくても、Drupalがタグの作成、ファイルの更新、送信まで全て自動的に処理してくれます。

                   

                  今回は一例としてSEO関連のモジュールをご紹介しましたが、このようにあらゆる機能の強力なモジュールがあることが、Drupalが多くの企業・政府機関・団体に採用される所以なのだと思います。

                  奥村亜沙子のプロフィール写真

                  Asako Okumura

                  神戸生まれ、神戸育ちの2児の母。デザイナーとして入社後、Drupal(ドルーパル)の面白さにすっかりはまってしまい、デザインだけに止まらず、ある程度の案件なら開発までしてしまいます。
                  AcquiaのDrupal認定試験は「サイトビルダー」「デベロッパー」「フロントエンドスペシャリスト」を取得。残りの1つ「バックエンドスペシャリスト」を取得し、グランドマスター資格を目指して勉強中。

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