活用事例
Drupalでは、ユーザーが作成したさまざまなコンテンツタイプを閲覧、作成、編集することのみが可能です。しかし、すべてのコンテンツタイプを閲覧・編集できるようにしたいが、サイトの特定のセクションにしか表示できないようにしたい場合もあるでしょう。
グループは、コミュニティを作成することができます。サイトのユーザーは、グループのメンバーになることができます。グループのメンバーだけが利用できるコンテンツへのアクセスなど、グループのメンバーとしての権利を決定することができます。例えば、コンテンツを作成できる管理メンバーと、グループ内のコンテンツのみを閲覧できるベーシックメンバーを設定することも可能です。
以下は、Groupモジュールの使用例です。
- 学校Webサイト:授業での活用
- 会議の管理
- 多段階の購読コンテンツへのアクセス
- 会員制組織内のサブコミュニティ
- 雑誌サイトのサブエディター
学校Webサイト:授業での活用
学校のウェブサイトのクラスは、グループモジュールの典型的な使用例です。
教師が管理者、学生がメンバー、コンテンツが学習教材となります。グループの記事は先生によって作成され、グループの生徒のみが見ることができます。グループ内に作成されたフォーラムは、先生と生徒しかアクセスできないので、授業について議論する安全な場所です。
カンファレンスの管理
カンファレンスの管理もGroupモジュールの典型的な使用例です。
カンファレンスを管理する場合、カンファレンスごとにグループ(=Group Type)を持つことができます。グループのメンバーは、カンファレンスの提案を提出することもでききます。カンファレンスに参加するためにお金を払えば、グループへのアクセスレベルが上がり、より多くのコンテンツを見ることができるようすることもできます。。また、グループのメンバーは、グループ内で自分のプロフィールを持つことができ、食事の好みなど、カンファレンスでの詳細情報を収集することができます。
複数階層の購読コンテンツへのアクセス
Groupモジュールは、複数階層を持つ購読コンテンツへのアクセスを実装するために使用することもできます。
複数の異なる有料コンテンツを多数持つサイトでは、作成した各グループへのアクセス権を購入するために課金することができます。アクセス権を購入すると、特定のグループへのメンバーシップが付与され、そのコンテンツにアクセスできるようになります。
会員制組織内のサブコミュニティ
サブコミュニティの作成は、Groupモジュールのもう一つの使用例です。
会員制組織が扱うトピックは非常に幅広く、個々の会員は、その組織が扱う領域の一部のコンテンツを見ることにしか興味がない場合があります。サブコミュニティには、ブログ投稿を追加したり、新しいメンバーを承認することができるなど、独自の管理ユーザーを追加することができます。
雑誌サイトでのサブエディター
コンテンツをグループにまとめることでコンテンツをサブサイトとして管理し、独自の管理者を割り当てることができます。
この場合、コンテンツを作成するためのユーザーが多数必要になるため、ユーザーががウェブサイトの特定の領域にのみコンテンツを追加できるようにしたい場合に便利です。
その他の活用事例
アクレットではこれらの他にも、製品サイト、カタログサイトとしての利用、ECサイトやポータルサイトなどの構築実績があります。
PIM(Product Information Management)システムとの連携による製品管理や、DAM(Digital Asset Management)システム、MA(Marketing Automation)システムとの連携によるパーソナライズなども注目されています。
他にも、自動翻訳サービスの導入やSalesforce等の外部サービスとの連携などなど・・・Drupalは単なるCMSの域を超えて色々なことができる可能性を秘めています。
最近、Drupalを使って何か面白いサービスを作れないか考えていますので、アクレットから公式リリースができるようになれば、こちらのブログでもご紹介できればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!