Drupalには標準で便利な機能が備わっており、他のCMSやスクラッチ開発では実装が大変な機能も簡単に実装することができます。

また追加モジュールを使用することによりスクラッチ開発では工数がかかる実装も、工数を圧縮して実現することができます。

今回は、「フィールド単位での権限の切り分け」をご紹介したいと思います。

モジュールを使用したフィールド単位の権限の切り分け機能

コンテンツタイプ単位での権限切り分けは以前こちらの記事(https://drupal.acret.jp/articles/331)に紹介いただきましたが、それよりも細かく権限を切り分ける方法をご説明します。

手順は以下の通りです。

1、[Field Permissions]モジュールをインストールする(https://www.drupal.org/project/field_permissions)

2、フィールドの設定画面で権限の設定を行う。

以上です!

Drupal標準の権限設定を行ったことがある方なら簡単に導入することができると思います。

それでは一つずつ確認していきましょう。

 

[Field Permissions]モジュールのインストール

https://www.drupal.org/project/field_permissionsでモジュールをダウンロードしましょう。

(もちろん他のモジュールと同じようにURLをコピーしてDrupal側からダウンロードする方法でも問題ありません)

permission1

各フィールド設定画面での権限設定

モジュールが有効化された後は各フィールドの設定画面で権限を設定していきましょう。

(コンテンツ単位で権限を設定する[/admin/people/permissions]のページではなく各フィールドの設定画面だということに気をつけてください)

パーミッション2

 

こちらの部分の[カスタムアクセス権]の部分をチェックしてください。

そうすると以下のような権限入力画面が展開されます。

permission2

このように表示されている項目を前回の記事(https://drupal.acret.jp/articles/331)と同じようにチェックボックスを選択していくだけで簡単にフィールド単位で権限を設定することができます。

はい!これでフィールド単位で権限の設定は終了です!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

こちらの[Field Permissions]モジュール、細かく権限設定を行いたい方にとっては痒いところに手が届くモジュールではなかったでしょうか?

気になった方はぜひ試してみていただければと思います。

他にも実際の活用例やまた別の便利なモジュールなどもどんどん紹介していきますので楽しみにしていただけたらと思います!