Drupalの創設者であるドリス・バイタルト氏(Dries Buytaert)が2007年に設立したACQUIA(アクイア)は、2018年10月末に「アクイアジャパン合同会社」を設立し、本格的に日本市場に進出してきました。
その後、日本国内でも「エンタープライズCMS」としてグローバル企業を中心に普及が進んでいます。
株式会社DataSignのDataSign Report「上場企業 CMS調査」によると、2018年11月時点で45件だったDrupalの導入数は、2020年9月の調査では92件と倍増しています。
また、上場企業だけではなく、グローバルに拠点を持つメーカーや多言語対応している教育機関のサイトなど、着実に国内での導入数が増えていっています。
今回は日本国内のDrupal事例として4つのサイトをご紹介します。
[DataSign Report 上場企業 CMS調査 2018年 ランキング]
[DataSign Report 上場企業 CMS調査 2020年 ランキング] より引用
島津製作所
世界中に拠点を持つ機器メーカーの島津製作所は、グローバルサイト基盤としてDrupalを採用しています。数万ページという膨大な情報量を扱う大規模サイトでも適切なコンテンツアーキテクチャで優れたパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを実現しています。
小学館
総合出版社の小学館のサイトもDrupalで構築されています。数万点ある書籍を、著者・ジャンル・発行年・読者層など、複数の分類でカテゴライズし、ユーザーが探している情報に容易に辿り着けるようになっています。
京都大学
Drupalは世界中の多くの教育機関で採用されているプラットフォームです。Drupalは100以上の言語に対応しており、多言語対応に非常に柔軟です。京都大学のサイトも日本語・英語・中国語(簡/繁)・韓国語の4ヶ国語に対応しています。
パールドラム(Pearl Drums)
世界中で数多くの著名なミュージシャンが愛用しているパールドラムのグローバルサイト。言語は日本語と英語の2言語のみですが、日本・アメリカ・ヨーロッパ・グローバルと4つのリージョンで構成されています。EC機能やニュース機能など、リージョンごとに異なる機能を同一のDrupal上で実現しています。