トライベック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤 洋)の調査・分析機関であるトライベック・ブランド戦略研究所は、2023年7月に「BtoBサイト調査2023」を発表しました。
(https://www.tribeck.jp/newsrelease/2023/20230615.html)
「アクセス率×ニーズ充足率」によって算出されたBtoBサイトスコアと、「業務目的でサイトにアクセスした人のうち、ニーズが充足された人の割合」であるニーズ充足率のTOP20はそれぞれ以下の通りでした。
BtoBサイトにおいて、顧客ニーズを充足すること、つまり優れた顧客体験(Customer Experience、CX)を提供し、顧客満足度を向上させることは、企業にとって非常に重要です。顧客が満足し、快適にウェブサイトを使用することは、顧客の獲得と維持に貢献します。
弊社の調査によると、「BtoBサイト調査2023」のうちDrupalで構築されているサイトが約20%を占めています。BtoBサイトで顧客体験を向上するために、Drupalの特徴がどのように活かされているでしょうか?
この記事では、BtoBサイトで顧客体験を向上する方法と、Drupalを使用するメリットを紹介します。
BtoBサイトで顧客体験を向上する方法 5選
1. ユーザーフレンドリーなデザイン
サイトのデザインはシンプルで使いやすく、ユーザーが求める情報や機能に簡単にアクセスできるように工夫します。
Drupalはテーマと呼ばれるデザインテンプレートをサポートしており、サイトの外観とレイアウトをカスタマイズできます。さまざまなテーマが利用可能で、必要に応じて独自のテーマを作成できます。また、アクセシビリティに焦点を当てた設計を採用しており、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)に準拠しています。これにより、障害のあるユーザーにもアクセス可能なサイトを構築できます。
2. コンテンツの質
有用なコンテンツを提供し、顧客が情報を得るのに役立つリソースを提供します。ブログ、ホワイトペーパー、ケーススタディなどが含まれます。
Drupalはコンテンツ管理に優れた機能を提供しており、複数のユーザーがコンテンツを管理し、更新するのに適しています。BtoBサイトでは製品情報や文書などのコンテンツが頻繁に更新されることがあるため、この機能は重要です。
3. パーソナライゼーション
顧客に合わせた製品やサービスの提案を行うために、ユーザーの履歴や過去の行動に基づいたカスタマイズされたコンテンツを表示します。これにより、顧客は自分に適した情報に簡単にアクセスできます。
Drupalには、ウェブサイトのレイアウトを管理し、コンテンツを表示するための柔軟で強力なブロックシステムがあります。このブロックシステムでは、柔軟なビジビリティ設定が可能で、特定のユーザーグループ、ロール、言語、日付範囲などに基づいて、ブロックの表示をコントロールできます。
4. 顧客のフィードバック収集と継続的な改善
アンケートやフィードバックフォームを利用して、顧客の声を収集し、サイトやサービスの改善点を特定します。それらを利用して継続的なモニタリングと改善プロセスを確立し、サイトを進化させることが必要です。
Drupalは高度なカスタマイズと拡張が可能で、新しい機能やモジュールを追加し、サイトの機能性を向上させることができます。このため、変化するビジネスニーズに対応しやすく、サイトの成長に合わせて調整できます。
5. セキュリティの確保:
BtoBサイトにおいて、企業の信頼性、データ保護、法的コンプライアンス、および信頼度向上にセキュリティの確保は不可欠です。優れたセキュリティ対策は、優れたCXを提供するための基盤となります。
Drupalはセキュリティを重要視し、セキュリティフレームワークが組み込まれています。入力バリデーション、エスケープ処理、セッション管理などのセキュリティ関連機能が提供され、セキュリティホールを最小限に抑える設計となっています。さらに、セキュリティ攻撃から保護するための防御策が組み込まれていたり、セキュリティチームが定期的にセキュリティアップデートを提供したりと、多くの要素がセキュリティ面での優れた信頼性を提供しています。
これらの方法を組み合わせて、BtoBサイトで優れた顧客体験を提供することが、顧客満足度の向上につながります。ユーザー中心のアプローチを取り入れ、顧客のニーズに合わせてサイトを最適化することが鍵です。
アクレットでは、BtoBサイトの抱える課題を解決するサービスを提供しています。
- 顧客の課題解決につながるコンテンツを配信し、顧客満足度を高めたい
- サイトの更新業務を効率化したい
- サイトのセキュリティ性を改善したい
上記のような課題をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。